ましもきんとキャリア

キャリア・人生に悩める全ての人に。

転職活動を始める際に大切なこと。

今年のGWは緊急事態宣言もあり、自宅でゆっくり過ごされる中でキャリアについて考える時間があり、転職を検討される方もいるのではないでしょうか?

転職の検討については、以前書いた記事から示唆を得られる部分があると思うので、是非目を通していただきたいですが、転職活動を始める際に大切なことを今日は書きたいと思います。

  1. 軸、ないしは目的を明確にする
  2. 人材業界のビジネスモデルを理解する
  3. 転職エージェント選びは慎重に

以上3点について、お伝えしたいと思います。

「軸、ないしは目的を明確にする」

要はなんとなくで動かないようにしましょう、ということです。仕事をしていると辛いことや嫌なことが沢山ありますね。業務自体への共感もそうですし、待遇面でも納得いかないことがあるかもしれません。人が合わない等も有り得ますね。現状から逃げることだけで、何となく別の場所に正解を求めるのは非常に危険で、青い鳥症候群的にジョブホッピングを続けるリスクがあります。できれば、自己内省を丁寧にすることで、仕事をする上での軸を明確にする。もし難しければ、自分がなんのために転職するのかの目的を明確化しましょう。軸自体は就業経験を経ることで顕在化する可能性がありますし、目的さえあればまた上手くいかなくても次の選択に向けた修正ができます。

「人材業界のビジネスモデルを理解する」

大半の方が、転職を考えたら転職エージェントを活用されるでしょう。私は初めて転職エージェントを活用する際、無邪気にも無料で相談に乗ってくれて企業も紹介してくれるなんて、とても親切なサービスだなあと考えていました。ですが、世の中にはそんなうまい話はありませんw人材業界のビジネスモデルは、基本的に求職者(転職される方)が、転職エージェントが紹介した企業に入社し、一定期間が経過した時点で、紹介した企業→転職エージェントにお金が流れるビジネスモデルです。多くは、紹介した方の年収の35%程度が報酬として転職エージェントに流れる仕組みになっています。つまり、転職エージェントとしては、なるべく自社が紹介した企業に転職させたいと考え、なるべく提示される年収水準が高い企業に入社してほしいという心理が働きます。こういった背景から、最近は大量採用を進めているコンサルティングファーム等をとりあえず紹介してくるエージェントも多いようです。大量採用しているということは、合格する可能性が高いですし、給与の水準も高いので転職エージェントのビジネス的には願ってもない案件なのです。

「転職エージェント選びは慎重に」

これは上述した人材業界のビジネスモデルを念頭において、健全に懐疑的な目で転職エージェントを選ぶことが大事です。とりあえずコンサルティングファームアクセンチュアや、デロイトトーマツコンサルティング)を紹介してくるような転職エージェントは顧客本位でない可能性があるので要注意です。コミュニケーションをとる中で、しっかり自分のことを知ろうと話を聞いてくれたり、紹介してくれる案件についても自分の志向を踏まえた丁寧な提案をしてくれるか見極めましょう。もし、大丈夫な方なのか判断がつかない・・といった場合はましもきんに聞いていただければアドバイスさせていただきます。

転職は、前向きに使えれば人生を前向きにしてくれる有効なカードだと思います。是非、良い転職をされて人生の幸福度を高めていただければと思います。