ベンチャー企業ってどんなところ?
こんにちは。
「今日はベンチャー企業ってどんなところ?」
というお題でお話したいと思います。
「ベンチャー企業に興味があるけれど、実態が分からな過ぎてなんだか怖い・・」
そんな方に酸いも甘いも含めて開示できればと思っています。
プロフィールにも書かせていただきましたが、ましもきんは、大手日系生保→大手クレジット会社を経て、現在は人材系のベンチャー企業で働いています。
フェーズとしては、「スタートアップ」と言われるもので、100名前後の規模感です。(入社時は50名前後)
10000名規模の会社から、50名規模の会社まで経験していることや、人材系の企業勤務であることから様々なベンチャー企業を見てきており、フラットで幅広い目線でお伝えできることがあるかなと思います。
そんなベンチャー企業ですが、とにかく情報をとるのが難しい・・私もベンチャー企業への転職を考えていましたが、周りで働いている方も少なかったですし、飛び込んだ当時は50名規模の会社だったのですが、実態が不明すぎてとても踏み込むことを躊躇しました。
未だにこの実態は変わっていない部分が多分にあるかと思うので筆をとった次第です。
私が思うあくまで一般化したベンチャー企業の特徴は以下のような点にあると思っています。
※勿論個別企業の特徴があるので、全てがこの限りではない
- 社員が同じ方向に向かっていて、モチベーションが高い
- 仕組み化されていない
- ポジションが増えるのでチャンスがある(&年功序列でない)
- キャリアを能動的に築ける
それぞれについてお話していきたいと思います。
- 社員が同じ方向に向かっていて、モチベーションが高い
こちらは所謂理念共感といった言葉で表現されますが、大きな組織と比較した時に、組織が実現を目指す理念への共感の強度が高い社員が多い傾向にあります。大きな組織になると、別の目的(給与や福利厚生等の諸条件)で入社する方も多いですし、日々の仕事の理念との接続も感じづらく徐々にモチベーションダウンしていく傾向にあると思います。学生時代の経験等を思い出してみるとイメージ湧くかなと思いますが、部活やサークルでも、組織が小さい時は思いを一つにしているが、大きくなってくると徐々にバラバラになりますよね。それと同じ話かなと思います。
- 仕組み化されていない
とにかく自分で仕組みを創っていかねばならないシーンが多くなります。マニュアルのようにナレッジをシェアするようなツールは勿論のこと、業務プロセスも良くも悪くも整備されず仕事が属人化していることが多いので上流部分等から定義し直して設計する必要があります。良く言われるのは、50人の壁というもので、社員数が50名を超えると様々な壁にぶち当たりますが、仕組み化せねば持続的な成長を見込めないフェーズになってきたりします。これはとてもしんどいプロセスですが、キャリアにおいてはプラスに働きます。作られた仕組みの上で仕事をしてきた人と、仕組みを自ら構築していた方では転職マーケットにおける評価に雲泥の差が出てきます。
- ポジションが増えるのでチャンスがある(&年功序列でない)
ベンチャー=成長している企業と定義することが多い前提で、事業の拡大に伴いポジションが増えていく傾向にあります。よって、年次に関係なくマネジメントポジションにアサインされる可能性が高まります。人数も少ないので良くも悪くも年功序列と言っている暇はなく、実力があれば登用されます。これが大きな企業だとそうもいきません。基本的に事業の大きな拡大は見込めない、むしろ縮小している場合も多々ある上に、マネジメントポジションにはおじさんがわんさか腰を据えています。
- キャリアを能動的に築ける
人数が少ないため、人事部との交渉もしやすいし、ミクロに1人1人のキャリアに向き合ってくれる傾向があります。よって、自分で能動的にキャリアを築きたい方にとっては良い環境と言えます。これが大企業だとそうはいきません。1万人の希望を聞いていたら配属なんて決められないですよね。。私は前職の2社で配属希望を毎年とられていましたが、希望が叶った方をほとんど見たことがあります。形骸化している印象を受けました。
粒度の大きなものを列挙してみました。
少しはイメージが湧いたでしょうか?
ポジティブな書き方をしてしまいましたが、これは裏返して解釈することもできます。
仕組み化されていない環境で働くことは、自分が仕組みを創る必要があるのでとても大変ですし、実力主義の環境で自分自身でキャリアを決めていかなければいけないことも意思がなく、モチベーションが中途半端な方にはとても辛い環境です。
ただ、少しでも前向きに挑戦したい気持ちがある方には是非思い切って飛び込んでみてほしいです!とてもチャレンジングで楽しい毎日が待っています・・!